自宅のWi-Fi APをAironetにしてみた

今の家に引っ越してからずっとAirMac Exterme(平べったかった最後のモデル)を使っていたのですが、最近どうもパケットが落ちるような挙動を示すようになったので、APの買い換えを検討しました。

Webで設定するのが面倒だし、Aironetの運用知見も欲しかったのでヤフオクで落札してみました。Aironet 2602iというやつです。

今回はその導入過程で得た知見を纏めてみます。

APのシリーズ検討

現在ヤフオクの状況を考えると、大体以下の選択肢が出てきます。

  • 1142などのかなり古いやつ めっちゃ安い
  • 3502e 5,000円ぐらい

この2つが非常に安く、気軽に買うならこの辺が視野に入ります。もう少しお金を出すと以下の選択肢が出てきます。

  • 2602 10,000円前後
  • 1702 20,000円しないぐらい

1700シリーズで802.11 acに初めて対応した機種で、上位機種についてはこのあたりに纏まっています。
1702の更に上位である2702や3702はあまりヤフオクでは見かけません。

一応ebayには3702が50,000円程度で出品されていたりするのですが、出力電波が国内仕様になっていないことが多いので注意です。

私の場合はac規格が欲しかったので1702を検討していたのですが、現状のルータが壊れかけているようだったので早めに欲しかったのと、比較的安い出品があったので2602iを購入しました。

電力入力

Aironetなどの業務用のAPは、PoE(Power over Ethernet)を使って電力を入力することで、ACアダプタなど無しで動かすことができます。

というわけで早々に設定したかったので以下を購入してみました。

Amazon | Premiertek BUFFALO BIJ-POE-1PR互換 PoEインジェクタ 1chタイプ

PoEインジェクタという製品で、スイッチなどとAPの間に挟むことでPoE対応製品をそのまま使える代物です。

購入してから使ってみたのですが、APが起動するもののなぜかリンクアップせず。なんでだろうと思ってググってみると、Amazonのレビューで以下のようなのがありました。

価格も安いし、ACアダプタ一体型なのでとってもコンパクトです。
後はどれぐらいの耐久性があるかですね。
2個目を購入して一つ気づきました。この製品は10/100のオートネゴには対応していますが、10/100/1000のオートネゴには未対応でリンクアップしません。使用なのか故障なのか不明ですが、まぁ問題ないです。

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1QBQAC8TWEI95/ref=cm_cr_getr_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B00BU3WB0I より引用

なるほどそういう製品があるんですね。という訳でスイッチ側のインターフェースを100Mに落としてみると、無事にスイッチ側もリンクアップしました。
802.11nの3×3 MIMOに対応している製品なので100Mだと最大能力は出せないのですが、設定自体は出来るのでこれで設定を行いました。

その後は最大出力を出すためにヤフオクで安く出回っているAironet用のPoEインジェクタを購入しました。安い物は古いのでこちらも100Mまでしか対応していないのですが、ACアダプタ部分だけ使ってそのままAironetに刺せば普通に動くので素晴らしいですね。

設定

Configは以下のサイトを参考にしました。

config

特にvlanを扱う必要も無かったのでvlan 1で設定してあります。まあこの後に色々手を加えていくのでしょうが、とりあえずこれでSSID吐いてブリッジしてくれます。

物理インターフェースと論理(Wi-FI)インターフェースで2つサブインターフェースを作って、bridge-groupで纏める必要があるところが分かれば恐らく早いのでは無いかと思います。後は勘。

まとめ

大体良い感じに動いたので、部屋の上の方に置いてみてAirMacは停波しました。TimeMachineのためにWi-Fi電波だけ停めて電源はそのまま入っています。

規格的にはそれほど変わっていないので大きく速度が改善した訳ではないのですが、パケット落ちなども感じず今のところ快適に動いています。

今後はAPに対しての監視整備やWLCを使ったconfigなどをやっていこうかと思います。

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