Optimus itの防水性能 9/8追記
@AppComing 様よりお借りしているOptimus itは「全部入り」スマートフォンとして発売され、その中には防水機能も当然ある。
では、この防水機能がどの程度のものなのか、某IS04のように水滴で反応したりしないかなどが気になったので、実験してみた。
・公開スペック
LG電子の公式サイトには防水性能にIPX5/7等級の記述がある。
http://www.lg.com/jp/mobile-phones/all-phones/LG-Optimus-it-L-05D.jsp
まずIPXというのは何かと言うと、”電気機械器具の外郭による保護等級(JIS C 0920)とは、日本工業規格で規定された防水や防塵の程度についての等級。家電品のカタログや説明書などに「JIS保護等級」と記載される場合、この内の防水に関する等級を指す場合が多い。この等級を製品等に表記するには、規定に従った試験を通過しなければならない。” というものらしい。(Wikipedia-電気機械器具の外郭による保護等級より引用)
特に防水に関する事をIPXと示すらしい。ちゃんと略称も決まっているのだなーと。(無知で申し訳ない(;・∀・))
そしてIPX5/7というのは具体的にどの階級になるのかと言うと、
5級
あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
7級
一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
(Wikipedia上記と同ページより)
という事で、噴流水と潜水に対する区別がある為に二つ表記がある、と。
どちらも最高級の一つ下に設定してある訳だけど、最高級はスマートフォンに対応させるとすごい事になる…らしい。
(参考:Mac a La Carte様、「iPhoneを海辺で使おう~LifeProof Case~」)
・防水実験
連続起動時間はともかく、こんな所でスペック違いが起こるとも考えにくいけれど、折角お借りしてるからには実機で試してみないとモニターレポートにはならないのである。
という訳で動画をどうぞ。…と言いたくて同じ防水性能のMEDIAS TABを使って撮影したのだけど、編集がかなり必要になってしまったので文章で伝えたいと思う。
機能で保証されてるので当たり前ですが、全方向に蛇口で水をかけてみたり水を溜めてその中に端末を沈めてみても故障する事はなかった。
ですが当然の如く、静電気式のタッチパネルを採用しているので水をかけている最中も沈めている最中も操作はほぼ不可能でした。
特に蛇口から水を出している時は強くしていると水圧でタッチパネルが反応しているようで、アプリが開いたりなんだりしていた(;・∀・)
沈めている時は数年前の端末(PDAと言った方がいいのだろうか)を触っている感覚で、操作をほとんど受け付けてくれない状態だったので水中で使う事は想定しない方がいいのかなと(・∀・)
・まとめ
結論としては「Optimus itは防水機能付きだった!」という当たり前の話になってしまってるけど、試してみるのがモニターという事で許して貰いたい(;・∀・)。
一つ注意しとおかないといけない所としては、キャップレスとなっているイヤホンジャックとmicroUSBコネクタの部分。
特にmicroUSBコネクタに水が入っている状態で充電しようとすると接続している所に水が入り込み、最悪本体とケーブルの両方が再起不能になってしまう事があるので注意してもらいたい。
(友人の話では水の入ったまま充電したところ本体温度が60℃近くにまで上がったらしく、本当に危険なので綿棒等で優しく拭き取るか、ドライヤー等で乾かす事を推奨する。最も良いのは自然乾燥だけど)
イヤホンジャックでの接続とは構造的に訳が違うので、同じ感覚で接続すると悲しい目に遭うかも(;・∀・)いや、イヤホンジャックもしっかり乾かさないとダメですが。
・2012/09/08追記
docomoのOptimus itのページにて詳しい記述がありました。
”IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から1分あたり12.5リットルの水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、電話機としての機能を有することを意味します。
IPX7とは、常温で水道水、かつ静水の水深1mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに電話機としての機能を有することを意味します。”
流石docomoと言った所ですかね。かなり具体的に、どこまでやってもいいかが記されています。
しかし、水量を固定化する必要があるとはいえ内径を設定する前にもうちょっといい書き方は無かったのだろうか…w