電気通信大学を修了しました

2019/03/25 が修了式でした。学部時代も含め6年間通っていました。

在学中にお会いした全ての皆さまに感謝申し上げます。

TL;DR

From: 電気通信大学 / 電気通信大学 大学院
To: しばらく非公開

以下ポエムです。自分語りなのでお暇な方はどうぞ。

自分にとって情操教育の6年だった

と、後の2年ほどずっと考えていました。
今考えると本当に最初の2年ほどはひどかったなあと感じています。
特に生活環境がひどくて、友人たちはよく友人やってくれていたなあと思います。出来た人が多かったのですね。
ひとつ具体例を挙げると、学部のころは友人の作り方が分からずよく分からない会話をよくしていたと思います。
高校時代にも友人は居ることはいたのですが色々ありほとんどの友人関係を捨てていたので、集団行動のやり方などはよく分かっていなかったように思えます。
この辺も(まだ苦手であることは間違いないのですが)ようやくそのへんを考えて生きていかないといけないという事を知りました。人生難しいですね……。
あまりに下手だったので私は普通に友人をやっていたと思っていた @staybuzz に距離を取られていたこともありました(今は普通に会話しています)。

元々田舎に引きこもっていた人間が突然東京に出てくるのは本当に苦労しました。全世界に公開するにはお恥ずかしいことが色々あったので多くを割愛しますが情操教育出来て良かったなと思います。

研究

学部4年から同じ研究室に3年間所属して、テーマは2,3件扱っていました。
研究室としてはネットワークを主に取り扱う研究室で、ブロックチェーンの研究をやったりエッジコンピューティングの研究をやったりしており、いわゆる応用研究と呼ばれる領域が主戦場であったのかなと思います。

人様に言えるほどの経歴は残せなかったので対したことはありませんでしたが、ご縁あってもう少しだけアカデミックな領域に顔出しすることも少しありそうです。

研究室をもう少し生活しやすいようにしようと研究室運営を教授陣に提案したりしていることもありました。
治安維持活動と称してラボの掃除を1人でやっていたこともありましたね。

ネットワークの研究室だったのですがネットワーク機器の設定に通じている人が少なかったこともあり、YAMAHAのRTX1210を購入していただいて研究室内のネットワークを一新したりもしました。
Webインターフェースがかなりよく出来ていてネットワークの知識があれば設定できる点と、何か困ったらコマンドラインで設定できる点を支持して選定しました。今も元気に動いているようです。

これは全て片付けた後の自席です。ディスプレイは rm -rf / --no-preserve-root 後のUbuntu 18.04環境です。

田舎から出てきたお上りさんだった私も6年ほど経つと随分多くの方に会いました。
もちろん皆さまに感謝してもし足りないぐらいなのですが、この大学に入るきっかけとなった@lastarrow21と、様々なところに顔を出すようになったり話すようになったきっかけとなった@masawadaにはより深く感謝しています。

@lastarrow21 にこの大学へ来ることを誘われたのは高校3年のセンター試験前あたりでした。
漠然とこのまま地元の大学に行っても良いのか?このまま就職していいのか?という不安に苛まれているときで、何となく(とはいえ非常に興味のあった)電気通信大学の推薦を受けたのが受験のきっかけでした。
東京の大学を目指して勉強してきた先輩/同輩/後輩たちと話していると「勉強しなくて入れそうだったから」「東京工業大学に落ちたから…」など気軽に入ることの出来る大学として設定されていて、ギリギリ大学合格したと感じている私としては最初にカルチャーショックを受けた瞬間がそこだったかもしれません。
1人暮らしで何も勝手が分かっていなかった私に @lastarrow21 は色々と教えてくれました。色々とね。
私がインフラの道に入るようになったきっかけも @lastarrow21 でした。技術系のバイトをしたいなと思っていたあたりで @lastarrow21 の紹介でバイト先を紹介してもらい、そのバイト先というのがMSP事業を主とする会社でした。ここで様々なことを学んだ気がします。

@masawada にはなにより彼が立ち上げた Dentoo.LT の主催を引き継ぐという大役を頂いていました。
少し前に書いたブログ記事にも書いたのですが、それまではほとんど発表などをしてこなかった自分がそこそこ話せるようになったのは Dentoo.LT のおかげでしょう。

大学の広報部隊に誘われてお手伝いしていたりもしました。
当時はLinuxサーバというのもよく分かっていなくて、Windowsを使ってサーバを立てて常時起動させる、ぐらいのことをやっていた気もします。
スクリーンセーバーでブルースクリーンの映像が出るように設定しておいて、それをすっかり忘れていたある日の深夜にTeam Viewerを開いたらブルースクリーンが表示されていて次の日の朝焦って私含め1年生チームが急いでサーバルームまで走った事件もありましたね(マウスカーソル動かすだけで直りました)。

その他にもエリアワンセグやどこかの勉強会など、色々誘われた気がするのですがもはや多すぎて覚えていないぐらいです。

ちなみにTwilog調べでは入学前に既に交流があったようです。まだ私が先輩関係に慣れてないころですね。

2人以外にも多くの人に会いました。
MMAというサークルに入りサーバやネットワークの管理を分からないなりにやっていたり、学友会という大学の学生自治組織で大学運営で大変だなあと思いながら色々やっていたり、なんだかんだ色々出会い色々やりましたね。

最終的に3月最終週は7日間で8回飲み会をしましたし、結局修了記念で飲めなかったなあという方々も多くいるので人には恵まれたなと思います。

イベント

前述の Dentoo.LT を始めとして、電気通信大学内でのイベント運営については一時期かなり顔を出していました。
全ての始まりは2014年に行われたUEC 技術系合同新歓でした。このイベントを開催するのにものすごく、ものすごーーーーーく大変でした。
関係各所は全然協力が取り付けられず、大学当局と部屋を使う使わせないで議論が白熱したり、新歓期のあまりない取り組みということで日程を調整したりと色々あり、終わった瞬間は壇上で膝から崩れ落ちたのを覚えています。
ただ、そのお陰で200人を超える方にご来場いただき、あまりに盛り上がりすぎて開始10分でトレンド入りするなどものすごいイベントになってしまいました。

このイベントに前後して Dentoo.LT の主催をやっていたりした関係で大学当局の担当者の方とも仲良くなり、学内で行われるイベントのコンサルタント紛いのことをやっていたこともありました。
私自身言及していませんしイベント側にも名前が載っていないのですが開催に関しての手助けを行うようなことも多々あり、一時期多くのイベントの裏側で暗躍していました。

学外の勉強会を始めとしたイベントにもそれなりに関わらせて頂きました。
特に学部3年から関わっていたICTトラブルシューティングコンテストなんかは最後の大会まで運営として参加しました。

先日ICTSC2018についてのブログを書いたので、こちらでは総括を。
元々は @staybuzz から誘われて大会に参加したのが第4回開催の話で、東京で行われていました。今考えるとよくあのぐらいの完成度で表向きは綺麗に出来ていると思われていたなあと思うぐらいにはちゃめちゃで、それはそれで楽しかったのですが中々過酷な環境になっていました。
一時期私の卒業論文や院試の影響で運営をお休みしていたのですが、その間に参加していたメンバーによってすごく良い形になっていたようです。運営に戻ってきたときは感動しました。

ICTSCに限らず私が色んなイベントに参加していた時に思っていたのは、イベントのフリーライダーにはならないように貢献できるところは積極的に貢献していこうと思っていました。
私自身目立ちたがり屋の部分があるので参加したイベントに押せ押せになる部分はあると思うし、そのイベントがどんどん盛り上がっていけば良いなと思っているのですが、その中身の活動が伴っていなければ全体としては幸福にならないなと感じているからです。
とあるイベントでそういう方がいらっしゃるのを見て気を付けないとな。。と思ったところです。なんでも筋通すって大事かなと思います。
(その考えの一環で、関わったものの名前を出してもらっていないイベントもいくつかあります)

学生という立場は様々な環境にチャレンジ出来る良い立場だったなと思っています。
電気通信大学はちゃんとした交渉をすればやりたいことは大体出来るような窓口がどこかにあって、その窓口に言えば様々なことが出来ました。
学部2年ぐらいに「大学というのは使い倒すものなんだな」と思い立って、様々な窓口に顔を出して道理を通すことで色んなことをやりました。楽しかったなあ。

まとめ

よい6年間だったなと思います。
もっと早い年齢でこの経験が出来れば面白かったのかなとも思いますが、無い物ねだりしてもしょうがないので今を全力で楽しむしかないと思ってやってきました。いかがだったでしょうか?

今後も全力で周りの人の人生含めて良い方向になるよう楽しんでいこうと思います。
次の勤務先なのですが恐らく都内です。また色々仕込んでおりますのでお楽しみに。面白そうなことがあったらひょいひょい食いつくのでお声がけいただければと思います。


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